よいち福祉会と桜ヶ丘学園が法人合併へ
余市の隣町仁木町の銀山地区にある、社会福祉法人桜ヶ丘学園(児童養護施設)とよいち福祉会は合併に向けた準備作業を行うことが両法人理事会で議決され、平成16年4月1日付けで法人合併検討委員会が組織されました。
両法人の施設運営に対する考え方に近いものがあったことから、お互いが将来の提携に向けて話し合いを行い、この度合併検討委員会の設置が合意されたものです。
合併後は高齢者福祉と児童福祉の機能を有機的に結合し、高齢者には児童との触れ合いをとおして心身の活性化をはかり、児童には高齢者とのかかわりの中で社会性を涵養するなど、両法人の合併が単に規模の拡大に止まらない、福祉実践の中で様々な波及効果を及ぼすような取組みを計画しております。
これからの社会福祉法人は地域において、様々なニーズを積極的に対応できる体制がなければならないと考えており、高齢者福祉と児童福祉の事業内容がまったく異なっている法人の合併により、経営基盤の強化はもとより、地域において総合的なサービス提供体に飛躍するチャンスでもると捉えております。
このような法人合併の取組みについては、道内では例がないことから地域の行政はじめ関係機関からも注目されており、北海道としても両法人の合併の取組みに理解を示し、協力を惜しまないという考えを戴いております。
平成17年4月1日の合併予定期日に向けて今後精力的に準備作業に当たる他、平成16年度中においても合併後の取組みの重要課題として児童と高齢者の触れ合い交流の効果について実践研究することとしております。